2009 Fiscal Year Annual Research Report
マルチメディア配信ネットワークの性能向上、並びにそのユビキタス拡張に関する研究
Project/Area Number |
20700099
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
蘇 洲 Waseda University, 理工学術院, 助教 (80339704)
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Keywords | マルチメディア処理 / コンテンツ配信 / ユビキタス / 輻輳制御 |
Research Abstract |
研究目的 近年、ブロードバンドの普及に伴い動画や音声などのマルチメディアコンテンツへの需要が増加してきた。そのため、動画像や音声、オーディオのようなマルチメディアストリームを、いかに効率よく、遅延を少なく、最低限の許容品質を保ちながらユーザに配信するかが重要な課題になる。このような背景から、申請者は、以下の研究を行った。 研究方法と研究成果 1)ネットワーク内高速回線のTCP輻輳制御: ネットワークの高速化に対して、現在標準的に用いられているTCP-Renoでは回線帯域を十分に使い切ることが困難であるという問題が顕在化している。本研究計画においては、ハイブリッド輻輳制御方式であるTCP-Fusionに基づいて、ロスベース、遅延ベース、ハイブリッドの理想的な挙動に関するモデル化の検討を行い、続いてTCP-Fusion方式のモデル化の検討した。さらには、遅延ベース方式の解析モデルに基づく、新たなTFRC方式の検討し、ネットワーク的には高速回線を有効活用した。 2)Hybrid的な配信手法によるユビキタス環境拡張: 近年のモバイル端末の利用増加やセンサーネットワークの研究活性化により、ユビキタス分散情報ネットワークに向けた研究開発の重要性が高まっている。本研究計画は、まず、Client側のアクセスを分析し、それに関する数学モデルを構築し、ネットワークのトラフィックの分散を行った。次は、surrogateグループし、パスとクライアントアクセスの最適化によるHybrid的な配信する方法を提案した。最後は、実機実験を用いて、配信の遅延とシステム管理の評価結果で提案の有効性を示した。
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Research Products
(7 results)