2008 Fiscal Year Annual Research Report
感性情報のグラフィカルモデルに基づいた感性ロボットのための感情制御モデル
Project/Area Number |
20700199
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Research Institution | Nagoya Institute of Technology |
Principal Investigator |
加藤 昇平 Nagoya Institute of Technology, 工学研究科, 准教授 (70311032)
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Keywords | 感性ロボット / 感情認識 / 感情制御 / グラフィカルモデル / 感情身体動作表出 / 感性インタラクション |
Research Abstract |
本研究では, ロボットと人間のより豊かなコミュニケーションを実現するための要素技術を研究し, 感性情報処理に基づいた擬人化ロボットの新しい制御手法として, 感情認識および感情表現の工学的制御手法を提案することを目的としている。そこで平成20年度では, ロボットの感情表現および感情認識のための基本技術について研究・調査し、以下の要素技術を確立した。 まず、音声・言語からの感情要素の抽出 : ロボットが音声認識した話者の発話音声から, 感情を認識するために有用な特徴量情報として音声韻律特徴を抽出する基礎プログラムを作成した。そして、特徴選択のアルゴリズムとして、主成分分析や判別分析の多変量解析計算技術を組み込んだベイジアンネットワークモデル, ならびに, 同グラフィカルモデル上での他段階推定アルゴリズムを考案し、音声からの感情推定のプログラムを試作した。 これに併行して、ロボットの全身運動を用いた感情表出を実現する本研究目標に対して, 今年度では、まずモーション情報から動作の特徴量を抽出する手法を提案し, ヒューマンフォームロボットの身体動作と動作体から受ける感情との関係を明らかにした。 これらの研究結果は, 研究代表者らが参画している産学共同プロジェクトにおいて過去に共同開発された感性会話型ロボットifbot上に試作実装され, 会話実験等を行うことでその効果が検証されている。また, これらの研究成果は5編の雑誌論文と4編の国際会議論文, ならびに, 7編の国内学会発表論文として発表されている。
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Research Products
(16 results)