2009 Fiscal Year Annual Research Report
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20700229
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| Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
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Principal Investigator |
石川 正敏 Tokyo Seitoku University, 経営学部, 助教 (90332973)
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| Keywords | モバイル / GIS / 野外調査 / 情報共有 / データベース |
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| Research Abstract |
近年,小型GPS受信機や高機能携帯電話のようなモバイル機器の普及にともなって,地域研究,マーケティングなどの野外調査でモバイル機器の利用が増えている.一方,これらの機器に比べて紙は安価で信頼性があるため,現在でも広く課外調査で利用されている.特に長時間におよぶ野外調査では,モバイル機器の電源問題により紙を用いることの方が多い.野外調査で紙に手書きしたデータを分析するために,利用者は手作業で電子化しなければならない.このような手作業は,入力ミスなどが考えられるため効率的ではない.そこで本研究では,紙とペンを使った野外調査と,収集した手書きデータの効率的な電子化を実現するためにデジタルペンを用いた地図注釈システムのプロトタイプを開発した,本研究では,提案システムの応用として地理教育での野外調査について考察し,教師の負担軽減や生徒が収集した地理情報の共有が容易になることによる授業の効率化が可能であることを示した.さらに提案システムのユーザビリティに関する予備実験として,情報系大学院生を対象に大学や公園での模擬野外調査を実施し,野外でのデジタルペンの使用感や,調査結果の電子化処理についてアンケートを行った.被験者から得たアンケートからデジタルペンの有用性を示せたが,電子化処理では処理結果の確認方法に関する問題点が明らかになった.
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