2008 Fiscal Year Annual Research Report
完全ヒト化ナノシステムで時空間的リアルタイム可視化によって血管攣縮を解明する
Project/Area Number |
20700359
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
川道 穂津美 Yamaguchi University, 大学院・医学系研究科, 助教 (80363042)
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Keywords | 可視化 / 生体分子 / リアルタイム / 血管攣縮 / 平滑筋 |
Research Abstract |
本年度は、本研究の実験システムの確立をめざして実験を進めた。具体的には、昆虫細胞とバキュロウイルスの発現系を用いて、ニワトリ砂肝平滑筋由来リコンビナントミオシンの発現、精製に成功した。また、精製した平滑筋ミオシンの制御軽鎖が、ミオシン軽鎖キナーゼで、リン酸化されることを、リン酸化蛋白質染色液であるProQ Diamondで検出することに成功した。また、in vitro motility assayを行い、精製、リン酸化した、平滑筋ミオシンによるアクチンフィラメントの滑り運動速度のリアルタイム可視化測定により検出するシステムを構築し、血管平滑筋のCa2+依存性の正常収縮の測定に成功した。
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Research Products
(7 results)