2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20700545
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Research Institution | Nagoya Gakuin University |
Principal Investigator |
中野 貴博 Nagoya Gakuin University, 人間健康学部, 講師 (50422209)
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Keywords | 生活習慣 / 生活管理 / 子ども / 項目反応理論 / PCテスト |
Research Abstract |
平成20年度は既にデータ収集が完了している東南アジアの子どもたちのデータに対して, 本研究の特徴の一つである項目反応理論による項目分析を適用した. 項目反応理論では年代, 世代に関係なく同一座標軸による絶対評価がかのうであるため, 子どもたちの生活習慣行動が発育に伴ってどのように変容するかを確認することができた. この結果から, 子どもたちの学年別の生活習慣獲得指針を検討した. これらの結果は発育発達研究に原著論文として掲載された. また, 平成20年度中には日本の子どもたち, 特に小学生をターゲットに約6000人の調査許可を得ることができ, 平成21年度初めに実施する. 得られた日本の子どもたちのデータに同様の分析手法を適用することで学年別指針作成をすすめることができる. また, 平成20年度は当初予定していた世代よりも若い世代である幼少期における生活データを収集する機会に恵まれたため, 同類のデータ収集を行った. これらのデータを用いた研究成果は日本体育学会および日本発育発達学会にて発表を行った. 平成21年度は幼少期から小学高学年あるいは中・高・大とこれまでに集めてきたデータの分析をすすめていく. 最後に平成20年度に特に丁寧に検討した点として, 子どもたちの生活時間があげられる. 過去に公表されているデータも集め, 子どもたちの生活時間構造の変化を検討した. これにより, 子どもたちが理想とすべき生活時間の指針作成の基礎材料を得た.
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