2010 Fiscal Year Annual Research Report
子どもの消費行動と子ども向けマーケティングに関する日米中の比較研究
Project/Area Number |
20700567
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Research Institution | Kanto Gakuin University |
Principal Investigator |
天野 恵美子 関東学院大学, 経済学部, 准教授 (20375215)
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Keywords | 子ども / 消費行動 / マーケティング / 少子化 |
Research Abstract |
本研究の目的は、少子化や情報化といった社会変化の中で変わりゆく日本の子どもの消費行動と企業の子ども向けマーケティング活動の現状と課題を、子ども向けマーケティング競争が熾烈化し、深刻な問題に直面している米国市場の動向と世界最大の子ども人口を抱える中国市場の動向を視野に入れ、分析・解明することにある。本年度は、以下2点を主軸に研究を進めた。 1)日本における子ども関連マーケティングと子どもの消費者トラブルの現状解明 日本市場で展開されている子ども関連のマーケティングや子どもの巻き込まれている消費者トラブルの実態について文献資料調査およびインタビュー調査を実施した。 2)子ども関連マーケティングや消費をめぐる研究動向の把握 子どもの消費と子ども関連のマーケティングを専門とする学術誌Young Consumers : Insight and Ideas for Responsible Marketersに掲載された研究論文(1999年度の創刊号から2010年度の最新号に掲載された計380編)と2010年にスウェーデンで開催された「子どもと若者の消費に関する国際会議(International Conference on Child and Teen Consumption)」を手がかりとして、子どもの消費と子ども関連のマーケティングをめぐる研究動向を明らかにした。 以上の研究の成果について国内外の学会で研究報告を行い、論文を執筆した。
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Research Products
(5 results)