2008 Fiscal Year Annual Research Report
Analyzeを組み入れた継続的教育改善システムの開発
Project/Area Number |
20700656
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Research Institution | University of the Ryukyus |
Principal Investigator |
野崎 真也 University of the Ryukyus, 亜熱帯島嶼科学超域研究推進機構, 特命助教 (00390568)
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Keywords | 教育工学 / 継続的教育改善 / 多変量解析 |
Research Abstract |
より質の高い教育を行うために, 多くの教育機関が継続的教育改善システムを取り入れている.アンケートを実施して改善につなげるが, 集計されたデータをグラフ化するなどの評価をするだけでは, 改善に必要な「要素」を見つけにくいことも多いために, より多くのデータの収集・保管を行って対処するケースが多いのが現状である. したがって, 本研究の目的はアンケート結果に統計学という根拠に基づいた解析(Analyze)を適用して, 解析結果から迅速・確実に改善に必要な「要素」を抽出して効率よく改善できる新しい継続的教育改善を構築することである. 今年度実施した内容は以下のとおりである. 1. 多分野にわたる解析手法の適用および有効性の確認 3つの教育機関に解析を適用して必要な要素を見つけ出して有効性を確認した. これにより実験科目だけではなく, 座学などの科目でも十分に利用できることが示唆された.そして他の教育機関の授業においても改善要素が抽出できたということで, 本手法が広範囲に利用できることが確認できた. 2. GUIシステムの開発 これまで申請者が開発した統計学によるアンケートの解析プログラムはCUI形式なので, 使いやすさの面で改良するためにGUI化に取り組んだ. 現在はデータの入出力と解析アルゴリズムの一部まで出来るようになっており, 平成21年度までには完成となる予定である. 3. 各教育機関と意見交換(担当者 : 野崎) 沖縄県内および他県の教育機関と意見交換を行いながら, あらゆるユーザーに使いやすいシステムの設計を行った.
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Research Products
(3 results)