2008 Fiscal Year Annual Research Report
1kmメッシュシミュレーションによるアジア地域の二酸化炭素収支解析
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20710018
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
佐々井 崇博 Nagoya University, 大学院・環境学研究科, 助教 (70443190)
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Keywords | 炭素循環 / リモートセンシング / 炭素フラックス / 純一次生産量 / 陸域生物圈モデル / BEAMS / 純生態系生産量 / 生態系 |
Research Abstract |
今年度は、主に二つのことを行った。ひとつは「地上観測データによるモデル評価と高度化」 もうひとつは「地域スケール解析に必要な大気圏・生命圏・地圏テータの人手・整理」である。 モデル評価と高度化では、6つのフラックスサイトデータを入手して検証を行った.サイトは、天塩(TSE)、苫小牧(TMK)、高山(TKY、およびTKC)、瀬戸(SMF)、老山(LSH)である。各サイトで観測された気象要素を時間連続データに加工し、ポイントスケールでのモデル計算を行った。モデルで推定された潜熱、正味放射量、総一次生産量、純生態系生産量は、気象観測と同じ場所で計測したフラックス観測データと比較した.その結果は、概ね両者がよく一致した。ただし、苫小牧の潜熱、瀬戸の正味放射量、老山のNEPの季節変化に差があるため、その点を重点的に解析する必要がある。 データの入手・整備は、MODISプロタクトの入手・整理だけに時間を割いた。5プロタクトを集めたところ、データ容量は数TBに達した。データ格納時に、ディレクトリ構造を決定してデータ転送を行い、データ欠損の有無なども確認した。衛星データは観測値であるため、様々な要因でデータの欠損が生じる。実際に、収集したプロダクトのでも多くの欠損があることを確認した。モデルの入力データとして使うためには、これらのデータを時系列データとして加工する必要がある。今後は、欠損部分の補間方法の開発などに時間を要す。また、気象、植生、地形、土壌データは、半分程度入手することができた.今後は、残りのデータを入手して前処理を行う予定である。
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Research Products
(9 results)
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[Presentation] Multi-model analysis of terrestrial water and carbon cycles in Japan : Japan-MIP2008
Author(s)
Ichli K., T. Suzuki, T. Kato, A. Ito, T. Sasai, T. Hajima, H. Hashimoto, M. Ueyama, R. Hirata, N. Saigusa, Y. Ohtani, K. Takagi, R. R. Nemani
Organizer
AGU 2008 Fall Meetihg
Place of Presentation
San Francisco (USA)
Year and Date
2008-12-18
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[Presentation] Impact of Meteorological Anomalies in Summer, 2003 on Gross Primary Productivity in East Asia2008
Author(s)
Saigusa, N., R. Hirata, K. Ichij, T. Sasai, R. Ide, S. F. Tian, J. Asanuma, S. J. Han, S. G. Li, T. Ohta, S. Q. Wang, G. Yu
Organizer
7 th AsiaFlux Workshop
Place of Presentation
Seonl (KOREA)
Year and Date
2008-11-18
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[Presentation] MULTI-MODEL ANALYSIS OF TERRESTRIAL WATER AND CARBON CYCLES IN JAPAN : FIRST RESULTS FROM JAPAN-MIP2008
Author(s)
Ichii K. T. Suzuki, T. Kato, A. Ito, T. Sasai, M. Uevama, T Hajima, R. Hirata, N Saigusa, Y. Ohtani, K, Takagi, H. Hashimoto, R. R. Nemani
Organizer
7 th AsiaFlux Workshop
Place of Presentation
Seoul (KOREA)
Year and Date
2008-11-18
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