2010 Fiscal Year Annual Research Report
地理空間情報技術を用いた森林生態系の精密管理システムの構築
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20710035
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
尾張 敏章 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 講師 (00292003)
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| Keywords | GPS / レーザコンパス / 衛星オルソ画像 / 単木位置 / 林分配置 / 森林景観 / 精密管理 / 地理空間情報技術 |
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| Research Abstract |
単木位置、林分配置、森林景観の各情報について、それぞれデータ収集・解析作業を継続するとともに、データ管理の方法を検討した。
1)単木位置データの収集・解析
・高感度GPSにより測定した伐採対象木の位置情報をもとに、天然林択伐における伐採強度の空間分布をGISを用いて明らかにした。また、伐採木位置の収集からデータ処理、地図表示に至る一連の精密管理手順を実用化した。
・固定試験地内の立木位置をレーザコンパスを用いて測位し、中標高域における択伐天然林における林分構造、および伐採対象木の空間分布特性を明らかにするとともに、単木位置情報の精密管理方法を実用化した。
・択伐が行われた固定試験地内で立木損傷の有無を調査し、立木の損壊・損傷が伐根や新設集材路近くで多く発生していることを明らかにした。
2)林分配置データの収集・解析
・レーザコンパスおよびGPSによる林分区画測量方法とGISソフトウェアを用いた施業区域の作製方法を確立し、天然林施業計画における林分配置情報の精密管理方法を実用化した。
3)森林景観データの収集・解析
・衛星オルソ画像を用いた天然林の林冠ギャップ抽出技術を確立し、天然林施業計画における森林景観情報の精密管理手法を実用化した。
以上の研究結果に基づき、単木-林分-景観の各森林空間スケールにおける情報処理作業を統合的にシステム化し、森林生態系の精密管理システムを実用化した。本成果の一部はカンボジアおよびスロベニアで行われた国際会議において研究発表を行った。
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[Journal Article] Using global positioning system (GPS) technology for tree marking in a natural forest under a single-tree selection system2011
Author(s)
Owari, T., Kimura, N., Shimizume, M., Takuma, R., Nakagawa, Y., Tookuni, M.
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Journal Title
Forest Resource Management and Mathematical Modeling
Volume: 10
Pages: 105-121
Peer Reviewed
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[Presentation] Capturing expert knowledge of tree marking practices using a single-tree selection system in central Hokkaido, Japan2010
Author(s)
Owari, T., Inukai, H., Koike, Y., Minowa, Y., Nakajima, T.
Organizer
7th IUFRO International Conference on Uneven-aged Silviculture
Place of Presentation
Ljubljana, Slovenia
Year and Date
2010-09-23
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