• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2008 Fiscal Year Annual Research Report

自律学習能力の育成を目指したチューター活動とチューター支援方法に関する実践的研究

Research Project

Project/Area Number 20720138
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

木暮 律子  Shinshu University, 人文学部, 講師 (50420344)

Keywordsチューター活動 / 学部留学生 / チューター / 自律学習 / チューター支援
Research Abstract

今年度は、チューター活動の実態と問題点を明らかにし、留学生とチューター学生に必要な支援内容を探ることを目的として、データ収集及びアンケートとインタビューによる調査を実施した。調査対象者は学部2年に在籍する留学生2名とそのチューターである。
チューター活動の様子を分析した結果、チューター活動の始めと終わりが曖昧で毎回の活動に計画性が見られないこと、留学生とチューター学生の参加の仕方にズレがあること、留学生はすぐにチューター学生に答えを求める傾向にあることが明らかになった。また、アンケート調査・インタビュー調査の結果から、留学生はチューター学生に任せて学習を進めていきたいという意識が強く、自分自身の学習活動であるという自覚に欠けること、チューター学生は自分の教え方に自信が持てず、留学生のニーズをもとにした活動内容の決定の仕方や留学生が一方的に答えを求めてきたときの対処法などに難しさを感じていることがわかった。
以上の結果に基づいて、留学生とチューター学生合同の研修を行い、チューター活動の進め方・参加の仕方に関する方針を共有したうえで、次の学期の活動内容を協同で計画した。また、チューター学生に対して、コーチング・スキルを応用したトレーニングを実施し、指導方法に関する助言や指針の提供を行った。
留学生、チューター学生ともに、研修やトレーニングに対する評価は高く、チューター活動に関するサポートを強く望んでいることが窺われたが、こうした研修やトレーニングが実際のチューター活動にどのように反映されたかについてはさらに詳しく分析する必要がある。来年度は研修、トレーニング前後の活動の様子を比較し、それぞれの活動の構造や留学生とチューター学生の発話にどのような変化が見られたか、その効果について検証する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 実践報告 : 学部留学生に対するチューター活動の改善に向けた取り組み2009

    • Author(s)
      木暮律子
    • Organizer
      JAISE(留学生教育学会)2008年度留学生専門教育教員研究分科会(名古屋研究会)
    • Place of Presentation
      名古屋
    • Year and Date
      2009-03-02

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi