2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20720144
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
根本 浩行 Kanazawa University, 外国語教育研究センター, 准教授 (40452099)
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Keywords | 言語学 / 英語 |
Research Abstract |
本研究では学術英語能力を土台とした論理的英語運用能力の習得に焦点を当て、キャリア教育としての英語教育の具体的な方向性を示すことを目的としているが、平成20年度は主に言語政策、言語管理理論に関する文献を収集・分析し、研究の方法論と研究の枠組みづくりを行った。具体的には、交換留学制度を通した学術英語能力の発達過程と一般企業で求められる英語運用力の調査方法を考察し、学術英語をキャリア形成に向けた英語力へと適用させるプログラム構築に応用しうる理論の分析を行った。また、本研究は明らかにする事柄として以下の五項目を挙げている。(1) 英語圏の大学の学術英語指導法、(2) 日本人交換留学生の学術英語習得法、(3) 留学先の非英語母語話者に対する学術英語プログラムの方針と現状、(4) 日本の企業で必要とされる英語運用力、(5) キャリアへと繋がる論理的英語能力強化プログラムのありかた。この中で、英語圏の大学の学術英語指導法に関しては平成20年8月にオーストラリア、メルボルンのモナシュ大学にてパイロットスタディを行った。日本人交換留学生の学術英語習得法に関しては平成20年10月よりデータ収集を開始している。他の項目に関しては21年度内にデータ収集を開始する 平成20年度研究実施内容 平成20年6月派遣前、帰国後の交換留学生へのインタビュー 平成20年7月〜日本人交換留学生のケーススタディの計画 平成20年8月オーストラリアの大学の学術英語指導状況調査 平成20年10月-平成21年1月派遣前、帰国後の交換留学生へのインタビュー 平成21年2月-3月ケーススタディ、留学先の学術英語指導調査結果の分析
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