2008 Fiscal Year Annual Research Report
時空間的自己相関を考慮した密集市街地の有効利用に関する理論的・実証的研究
Project/Area Number |
20730192
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Research Institution | Meikai University |
Principal Investigator |
宅間 文夫 Meikai University, 不動産学部, 准教授 (80337493)
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Keywords | 密集市街地 / 外部不経済の定量化 / 時空間的自己相関 |
Research Abstract |
平成20年度は設備備品費で購入した住宅都市経済関連図書や統計書等により, 密集市街地が抱えている問題点を整理し, 密集市街地の現状を把握するためのデータを収集した. 密集市街地に関する外部不経済を精緻に定量化するため, これまで研究してきた空間的自己相関に, あらたに過去の土地利用動向が現在の土地利用選択に影響を及ぼすことを考慮することを目的とした時間的自己相関の枠組みを取り込んだ実証モデルの構築を検討した.密集市街地の外部不経済を定量化する方法に関しては, 宅間(2007)や宅間(2008)と同じヘドニック・アプローチを採用することとし, 計量経済学図書により国内外の既存研究をリビューして, 本研究の理論的フレームおよび問題点を整理した.
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