2010 Fiscal Year Annual Research Report
アメリカの住宅・コミュニティ開発政策における非営利組織の位置と役割に関する研究
Project/Area Number |
20730211
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
岡田 徹太郎 香川大学, 経済学部, 准教授 (80314897)
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Keywords | 住宅政策 / 非営利組織 / 公民パートナーシップ / 非営利開発法人 / 慈善組織 / 住宅プロジェクト / 寄付金 / 財務諸表 |
Research Abstract |
本研究は、アメリカの住宅・コミュニティ開発政策における非営利組織の位置づけと役割を明らかにするものある。平成22年度の研究を遂行するための準備作業として、4月および6月に研究会及び打ち合わせを行なうなど、入念な準備を行なった。平成22年度の研究の核は、アメリカでの現地調査であった。9月上旬の7日間にわたって、カリフォルニア大学バークレー校のAndrew Barshay教授及びJin Murakami研究員と研究に関わる意見交換を行なった。加えて、同大学Steven Vogel教授の主宰する研究会に出席した。さらに、サンフランシスコ市内の住宅・コミュニティ開発非営利組織に対するインタビューを行ない、住宅・コミュニティ開発に関する実地調査を行なった。この調査研究は、非営利組織の資料を入手し、インタビューを行なうなど、組織とプロジェクトの実情を明らかにする意義深いものとなった。渡米後は、10月の研究協力者との研究会で夏期調査研究の成果を総括し、意見交換を行なった。 本科研費による研究成果は、今年度、いくつかの研究論文として刊行された。第一に、「アメリカの低所得者向け住宅開発プロジェクト~サンフランシスコ・ベイエリアにおける非営利組織と政府の役割~」渋谷博史・中浜隆編『アメリカ・モデル福祉国家I』昭和堂、2010年6月であり、第二に、「テキサス州ダラス地域における低所得者向け住宅の供給と非営利組織」『香川大学経濟論叢』第83巻,第1・2号,2010年9月であり、第三に「サンフランシスコ・ベイエリアの非営利開発法人~財務諸表にみる非営利組織の姿~」『都市問題』第101巻,第10号,東京市政調査会,2010年10月である。
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Research Products
(3 results)