2008 Fiscal Year Annual Research Report
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20730249
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| Research Institution | Saga University |
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Principal Investigator |
三好 祐輔 Saga University, 経済学部, 准教授 (80372598)
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| Keywords | 経営学 |
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| Research Abstract |
本研究の目的は、企業不祥事に関する経営者の意思決定と、市場の情報の非対称性との連関を経営学的側面から明らかにすることである。まず、次年度からの計量分析の基礎となる先行研究の詳細な調査とデータ整備及び先行研究に拠りながら株価の情報精度に関する様々な分析のサーベイ行い、特定の不祥事企業と金融市場との関わり合いを探るという実証的な課題に取り組んだ。
特に本年度(初年度)は、幾つかの経営破綻が相次いでおり、個人投資家の資本市場に対する信頼性を大きく損なった消費者金融業を研究対象として取り上げた。交付申請書の研究計画書に基づき、日本における不祥事企業の実態を把握するために不可欠な調査に着手するとともに、法規制に関する基礎的な資料の整理を行い、今後の規制のあり方(強化・維持・緩和)についての考え方を把握することを調査の主眼とし、その考察の一部を論文とした。従来、消費者金融の諸問題は法律学の立場から論じられることが多かったが、経営学の視点からも含意を得ることができたという点で極めて意義のあるものであった。なお以上の研究成果は、「九州地区国立大学間連携教育系・文系論文集」に査読付き論文を掲載している。
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Research Products
(2 results)
