2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20730284
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
山本 晶 Seikei University, 経済学部, 准教授 (80376574)
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Keywords | 対人影響 / 社会ネットワーク / 最適情報格差 / インフルエンサー |
Research Abstract |
本研究の目的は、消費者の購買行動における対人影響のメカニズムを明らかにすることである。発信者の資質に重点が置かれてきた従来研究とは異なり、本研究ではクチコミ発信者と受信者がおかれた社会的文脈に着目する。とくに、発信者と受信者の二者間関係に着目し、クチコミの成立のためには二者間の間で情報の量と質の最適格差(optimal homophily)があるという仮説を構築し、「実証分析を行った。これらの成果は下記の学会で発表された。 (1)Yamamoto, Hikaru, Nishida, Satoshi, Morioka, Shinji, and Yamakawa, Shigetaka(2008)Optimal Heterophily and the Impact of Word-of-mouth, INFORMS Marketing Science Conference 2008, Vancouver. (2)山本晶・西田悟史・森岡慎司・山川茂孝「Optimal Heterophily and the Impact of Word-of-mouth」『日本マーケティング・サイエンス学会第83回研究大会』(2008年6月、大阪府立大学) (3)松村真宏・山本晶「ブログにおけるインフルエンサーと最適情報格差」『日本マーケティング・サイエンス学会第84回研究大会』(2008年11月、電通) また、対人影響において重要な役割を果たすインフルエンサーとクチコミの普及に着目し、実証分析を行った。これらの成果は下記の業績となっている。 (1)山本晶・片平秀貴(2008)「インフルエンサーの発見とクチコミの効果〜AIDEESモデルの実証分析〜」、『マーケティング・ジャーナル』28(1)、4-18. (2)松村真宏・山本晶「IDMによる広告キーワード戦略」『日本行動計量学会第36回大会』(2008年9月、成蹊大学) (3)山本晶「クチコミ・マーケティングの実践に向けて」『第5回ネットワーク生態学シンポジウム』(2009年3月、沖縄国際大学)
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Research Products
(7 results)