2008 Fiscal Year Annual Research Report
戦後日本社会における〈老い〉と〈高齢化〉をめぐる表象と記憶の政治
Project/Area Number |
20730359
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
天田 城介 Ritsumeikan University, 先端総合学術研究科, 准教授 (70328988)
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Keywords | 老い / 高齢化 / 記憶 / 表象 / 当事者運動 / 歴史 |
Research Abstract |
本研究の目的は、戦後の日本社会において、とりわけ1970年代以降という時代的文脈において、様々な高齢者関連団体・組織における活動・要求・異議申し立てなどの実践と、それらの団体・組織の実践を政策的に複層的に規定し、また他方ではそれらの団体・組織の要望や異議申し立てに戦略的に対処してきた各時代における日本社会との政治的調整や交渉を通じて形成される<老い>と<高齢化>をめぐる表象と記憶の政治を解読し、戦後日本社会における高齢者関連団体・組織はいかなる歴史的・時代的文脈において実践してきたのか、あるいはそのことを通じて人々は<老い>と<高齢化>をいかに語ってきたのかを明らかにすることにある。上記の目的を達成するため、本年度は、はじめに戦後日本社会における<老い>と<高齢化>をめぐる言説を広範かつ詳細に明らかにするためにも広範な先行諸研究の文献研究を行った上で、こうした広範かつ長期的なレビュー作業を下地に論文を完成させた(研究成果参照)。また、これらをもとにした論考を平成21年度中に単著として刊行する予定である。
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Research Products
(23 results)
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[Journal Article] 全体討議コメント22009
Author(s)
天田城介
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Journal Title
有馬斉・天田城介編.『物語・トラウマ・倫理--アーサー・フランク教授を迎えて』(生存学研究センター報告5)立命館大学グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点発行 No.5
Pages: 91-94
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