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2010 Fiscal Year Annual Research Report

日本版ガイドスター作成によるNPO外部評価指標作成に関わる実証研究

Research Project

Project/Area Number 20730379
Research InstitutionMusashi University

Principal Investigator

粉川 一郎  武蔵大学, 社会学部, 准教授 (30386354)

Keywordsボランティア / 福祉NPO
Research Abstract

前年度までの研究の流れを受けて、22年度については、得られた結果をどのような形で社会的な財産で残すか、という点に力点をおき研究活動を行った。
まず、前年度までの基本的な方向性として、中間支援組織の持つ個別NPO団体の情報について、これをそのまま個別NPOの外部評価に活用することは難しいという考え方が得られていたが、こちらについて、再度アンケート結果を精査し直し、別の分析ソフトウェア等も活用することで、再検証を行った。結果、同様の問題があることが確認された。
しかし一方で、地域においてもっともNPOに関する専門性を持っていると考えられる中間支援組織が、NPOの外部評価においてなんら役割を果たさないということは不自然であり、そのことはつまりNPOの外部評価を行い、NPOの社会的信頼性を向上させようというスキームそのものを否定することにもつながってしまうため、どのような形で中間支援組織がNPOの外部評価を行うべきか、ということに焦点を当てて検討を行った。その結果、中間支援組織が自発的にNPOの外部評価指標を検討し、NPOの評価方法について理解を深めるとともに、外部評価者としての主体性の醸成を行うことが望ましいという結論を得た。
そこで、本研究3年間の集大成として、「NPOの組織評価づくりのためのワークシート」を作成し、報告書の付録資料として添付することとした。同時に、こうしたワークシートを利用するために不可欠な、NPO外部評価指標の整理のための参考資料として、継続的に協力関係にあるNPO法人コミュニティ・シンクタンク「評価みえ」より「NPO組織評価システム2001」の提供を受け、こちらも付録資料として添付した。こうして作成された報告書については、全国の中間支援組織240か所に送付を行い、NPOの外部評価に関する啓発に努めた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] NPO外部評価における中間支援組織の役割と現状2011

    • Author(s)
      粉川一郎
    • Journal Title

      武蔵社会学論集ソシオロジスト

      Volume: 13 Pages: 33-52

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2012-07-19  

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