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2008 Fiscal Year Annual Research Report

「学校に行きたくない」と感じながら登校する児童生徒の状態像に応じた援助方法の解明

Research Project

Project/Area Number 20730432
Research InstitutionAichi University of Education

Principal Investigator

五十嵐 哲也  Aichi University of Education, 教育学部, 講師 (90458141)

Keywords不登校傾向 / 登校回避場面 / 対処行動
Research Abstract

「学校に行きたくない」と感じながら登校している小・中学生への援助を検討するために、未開発の小学生用不登校傾向尺度, 小中学生用登校回避場面測定尺度, 小中学生用登校回避場面対処行動尺度, を開発した。
予備調査では, 以下の2つの調査を行った。まず, 小学生用不登校傾向尺度開発のために, 計17名の小学校教師ならびに教育相談員を対象として, 既存の中学生用不登校傾向尺度を小学生に理解できる言葉に修正してもらった。次に, 小中学生用登校回避場面測定尺度と小中学生用登校回避場面対処行動尺度では, 計393名の小中学生を対象に, 学校に行きたくないと思う場面と, その場面になっても登校するために行っている工夫・努力を自由に記述してもらった。
本調査では, 以上の結果をもとにして, 計680名の小中学生を対象に調査を実施した。その結果, 小学生用不登校傾向尺度は既存の中学生用不登校傾向尺度と構造が異なり, より単純化した構造であることが明らかとなった。また, 信頼性・妥当性ともに十分な尺度であることが確認された。さらに, 小中学生用登校回避場面測定尺度, 小中学生用登校回避場面対処行動尺度についても, 信頼性・妥当性ともに満足のいく結果が得られた。そして, 登校回避場面の違いによって対処行動が異なることが明らかとなった。
これらの結果については, 2009年度の学会等で発表予定である。また, 以上を踏まえて今後一年間にわたる追跡調査を実施予定である。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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