2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20740051
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Research Institution | Ochanomizu University |
Principal Investigator |
萩田 真理子 Ochanomizu University, 大学院・人間文化創成科学研究科, 准教授 (70338218)
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Keywords | 暗号 / 離散数学 / グラフ彩色 / ド・ブライン / 誤り訂正符号 |
Research Abstract |
情報セキュリティのための離散数学研究を行った。具体的には、相互に関係の深い以下の4種類の研究を行った : 1. 暗号アルゴリズムの生成と評価、2. シミュレーションのためのグラフの分散彩色研究、3. 誤り訂正系列符号の存在性と電子署名への応用、4. ランダムウォークによる擬似乱数と暗号の乱数性の評価。 暗号や擬似乱数に代表される数論的アルゴリズムは、世界中の純粋数学及び応用数学の研究機関が興味を持っている分野である。しかしながら、現代の研究は純粋理論なら純粋理論に特化し、実用分野なら実用理論に特化する傾向が強い。また、それらを結びつけるはずの応用数学研究も純粋理論にまで深く切りこむものは少ない。本研究テーマは、「先端的純粋数学理論を実用の視点から眺め研究し、実際に用いられるところにまで到達させる」ことを目的とした研究を行った。 具体的には、それぞれ次のような成果が得られた。1、4 : 暗号用擬似乱数発生アルゴリズムの乱数性についての評価を行い検証中。2 : 擬似乱数発生法の並列化の際に独立性を保障する彩色問題の研究が進んだ。3 : 射影ド・ブライン系列を用いた誤り訂正符号系列の生成に関する研究を進め、研究集会SETA2008で発表し、LNCSで論文"Projective de Bruijn sequences"を発表した。
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Research Products
(4 results)