2009 Fiscal Year Annual Research Report
月惑星大気光の超高分散分光観測に向けたファブリペロー干渉計用高精度平面鏡の開発
Project/Area Number |
20740288
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Research Institution | Japan Aerospace Exploration Agency |
Principal Investigator |
亀田 真吾 Japan Aerospace Exploration Agency, 宇宙科学研究本部, 宇宙航空プロジェクト研究員 (30455464)
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Keywords | 惑星探査 / 惑星起源・進化 / 超高層物理学 / 超精密計測 / 精密研磨 |
Research Abstract |
惑星は何故各々に特有な大気を持つのだろうか?生物の住む地球の大気が特異なだけではなく,各惑星大気の性質は各惑星の重力,太陽輻射の差だけでは説明できないほど異なっている.しかし地球以外の惑星大気に関する情報は依然として少なく,この理由は未知のままである.本研究では大気光の輝線幅から惑星大気の温度風速場を捉えることで各惑星の大気生成過程の解明を行うことを目的とし,それを可能にする高い波長分解能を持つ惑星大気光観測器の開発を行ってきた.惑星周回軌道からの観測を見据えると,分光素子としてファブリペロー干渉計を用いることによって観測器の性能を保ったまま小型・軽量化を見込むことができる.ファブリペロー干渉計で達成できる波長分解能の上限は鏡面の平面度に依っており,現在達成されている平面度は3nm程度であるが,本研究では従来と異なる検査法を取り入れて1nmの平面度を達成することを目標とした.本年度に研究開発を行なった結果,精度0.2nm程度の平面度検査機を完成させ,平面度1.2nmの平面鏡を製作することができた.
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Research Products
(1 results)