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2009 Fiscal Year Annual Research Report

自動車の遠隔操縦における視覚情報の運転への影響評価と影響補償の為の車両制御の開発

Research Project

Project/Area Number 20760152
Research InstitutionKeio University

Principal Investigator

大前 学  Keio University, 政策・メディア研究科, 准教授 (10327679)

Keywords自動車の自動運転システム(AVCSS) / 高度道路交通情報システム(ITS) / 遠隔操縦 / ヒューマンマシンインタフェース(HMI) / 電気自動車
Research Abstract

本研究は、自動車の遠隔操縦について、カメラ映像の無線通信の遅れや劣化が操縦に与える影響を補償し、安全な遠隔操縦を実現するための車両側制御系の構築およびその有効性の確認と、遠隔操縦に必要な無線通信の性能を明確化することを目的とする。
平成21年度は、カメラ映像による運転評価における条件の拡張と、遠隔操縦が運転に与える影響の評価および、評価結果に基づく遠隔操縦系の構築を行った。カメラ映像による運転評価における条件の拡張では、前年度に構築した視覚情報の影響評価のための実験車両による実験をさらに細かい視覚情報条件に拡張し、運転評価も縦方向の運転操作(車両追従、停止)に加え、横方向の運転操作(レーンチェンジ)に拡張し、データの取得、解析を行った.これにより、視覚条件(カメラ視野角、映像フレームレート、映像解像度、表示サイズ)が運転に及ぼす影響を明らかにし、時速20km以下の速度域において、カメラ映像越しの運転であっても、目視運転と差異の少ない運転が実現できる視覚情報条件を明らかにした。遠隔操縦が運転に与える影響評価としては、実験車両に搭載した操作系で、自車あるいは別の車両を操作できる実験システムを構築し、自車を操作した場合と他車を操作した場合の比較により、遠隔操縦における体感情報の欠如が運転に与える影響を評価可能とした。実験により、操作系による直接運転と、操作系による遠隔操縦において、縦方向の運転操作、横方向の運転操作を比較し評価することで、体感情報の欠如の影響は、視覚情報の影響に比べて運転に与える影響は相対的に小さいことを明らかにした。さらに、視覚情報の評価結果、遠隔操縦の評価結果に基づき、遠隔操縦系を調整して再構築することで、目視による直接運転と差異の少ない遠隔操縦系を構築し、一般被験者による評価実験においても、遠隔操縦によりコース内を走行できることを確認した。

  • Research Products

    (3 results)

All 2010 2009

All Presentation (3 results)

  • [Presentation] 小型EVの自動運転と遠隔操縦2010

    • Author(s)
      大前学
    • Organizer
      高度交通シズテム2010シンポジウム
    • Place of Presentation
      日本科学未来館(東京都)
    • Year and Date
      2010-01-15
  • [Presentation] 自動車の遠隔操縦における車両運動の感覚情報の欠如の影響を評価するための実験車両の開発2009

    • Author(s)
      小高悠詩
    • Organizer
      アドバンテイ2009シンポジウム
    • Place of Presentation
      大阪産業大学(大阪府)
    • Year and Date
      2009-12-18
  • [Presentation] 自動車の遠隔操縦における視覚情報が走行に与える影響の評価2009

    • Author(s)
      藤井健太
    • Organizer
      ITSシンポジウム2009
    • Place of Presentation
      広島市立大学(広島県)
    • Year and Date
      2009-12-11

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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