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2008 Fiscal Year Annual Research Report

複合振動を用いた高トルク超音波モータの開発

Research Project

Project/Area Number 20760176
Research InstitutionTokuyama College of Technology

Principal Investigator

鈴木 厚行  Tokuyama College of Technology, 機械電気工学科, 助教 (40450142)

Keywords超音波モータ / 強力超音波 / BLT / 負荷特性 / 振動特性 / 複合振動 / 高トルク
Research Abstract

1. 目的超音波モータは高トルクを発生し、静粛、磁場の影響を受けない等の優れた特徴を有しているにも関わらず、その用途はカメラのオートフォーカス機構等に限られているのが現状である。一般的に超音波モータはその体積に対して大きなトルクを発生するが、実用化されているような進行波型モータは振動子の強度が弱いため、現状以上の高トルク化は難しい。超音波モータの特長は高トルク・省スペース・静粛さが要求されるアクチュエータ、例えばロボット用のアクチュエータ等に適している。高トルクが要求される用途は数多くあり、超音波モータの高トルク化による社会への影響は大きいと考えられる。本研究では、高強度の振動子をスクリュ型に配置した超音波モータを提案し、超音波モータの高トルク化を図った。
2. 方法超音波モータの駆動には複合振動が必要であるが、本研究ではボルト締めランジュバン型振動子(BLT)と呼ばれる堅牢で大きな出力が得られる振動子をスクリュ型に配置することにより複合振動を得る(「複合振動子」として特許出願済み)。3本の振動子を用いて複合振動子を構成し、超音波モータを試作した。また、振動特性・負荷特性等について検討した。振動特性はレーザドップラ振動計を用いて測定した。負荷特性はトルク計・回転計・パウダーブレーキ等を用いて測定した。
3. 結果ロータ駆動面の振動軌跡を測定し、複合振動が得られていることを確認した。また試作したモータ全体の共振周波数と振動子の共振周波数振動子が一致しない問題があったが、測定した振動分布を元に再設計し、共振周波数を一致させることができた。
負荷特性を測定した結果、最大トルク1.13Nm、最大回転数506rpm、最大効率3.53%が得られた。全ての振動子の振動分布を一致させること等により更に性能を向上させることができると考えられる。

  • Research Products

    (3 results)

All 2008 Other

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] Configuration of a Screw-shaped Ultrasonic Motor2008

    • Author(s)
      Atsuyuki SUZUKI
    • Journal Title

      Proceedings of 2008 IEEE International Ultrasonics Symposium

      Pages: 150-153

  • [Presentation] Configuration of a Screw-shaped Ultrasonic Motor2008

    • Author(s)
      鈴木厚行
    • Organizer
      IEEE International Ultrasonics Symposium
    • Place of Presentation
      中国(北京)
    • Year and Date
      2008-11-03
  • [Remarks]

    • URL

      http://www.tokuyama.ac.jp/profiles/a-suzuki.html

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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