2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20760230
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Research Institution | University of Fukui |
Principal Investigator |
岩田 賢一 University of Fukui, 工学研究科, 准教授 (80284313)
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Keywords | 乱数生成 / 一様乱数列 / Burros-Wheeler変換 |
Research Abstract |
岩崎,韓,"Peres法によるユニバーサル乱数生成アルゴリズムの拡張とその性能評価,"第29回情報理論とその応用学会シンポジウム予稿集pp.255-25, 2006年では,確率特性が未知であるマルコフ情報源からの出力系列に対するユニバーサル乱数生成アルゴリズムとして,設計次数が高次のPeres法を適用することにより入力長とともに漸近的に性能の良い一様乱数列の生成法を提案している.平成21年度は同アルゴリズムの有限の入力系列に対する計算機における検証を行い,次数と確率分布が未知であるマルコフ情報源に対して,設計次数が高次になるにつれレートの性能劣化が生じることを示した.これに対し,記憶のある入力系列に対してBurrows-Wheeler変換を行うことにより区分的に独立な確率特性を有する系列に変換できることを利用してマルコフの次数を推定し,区分的に独立な確率特性を有する系列に対して,Peres法に基づき乱数変換を行う性能評価を計算機実験により行った.その結果,有限長の系列においては,マルコフ次数を高次に設定したマルコフ情報源に対するPeres法より効率の良い一様乱数列への変換となると考えられる.
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