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2009 Fiscal Year Annual Research Report

衛星搭載偏波合成開口レーダを用いた陸域の特徴抽出技術の検討

Research Project

Project/Area Number 20760267
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

森山 敏文  Nagasaki University, 工学部, 助教 (20452873)

Keywords偏波 / 合成開口レーダ / 偏波校正 / 遺伝的アルゴリズム / 偏波間相関係数 / PSO
Research Abstract

本年度は,衛星搭載のマイクロ波偏波合成開口レーダ(SAR)データの陸域の特徴抽出について以下の三つの目標を設定し,研究を行った。各項目について実施した内容を以下に述べる。
1. 独立成分分析法の解析方法の検討
独立成分分析法を偏波合成開口レーダに適用し,解析を行った。解析結果は,主成分分析の結果と余り変化が無く,十分な効果を得ることが出来なかった。そこで,偏波解析法の三成分分解法(偏波データを,表面散乱,2回散乱,体積散乱成分に分解する方法)に偏波回転角を考慮して,陸域の情報を高精度に抽出できないかの検討を行った。これは,都市域でのビルの壁とレーダの照射方向とのなす角度,また山間部の傾斜により,目標の散乱特性が大きく変化するため,角度による影響を除去するためである。オリジナルの考えとしては,表面散乱と2回散乱で角度の影響が異なるように仮定を加えた。その結果,陸域の中で,特に都市域の散乱特性の詳細な評価が可能になった。
2. ファラデー回転を考慮した偏波校正法の検討
昨年度は,遺伝的なアルゴリズムを用いてファラデー回転を考慮した偏波校正法を検討した。しかし,遺伝的アルゴリズム(GA)は突然変異により精度の良い結果を得られるが,アルゴリズムが複雑で,長い計算時間を要した。そこで,Particle Swarm Optimization(PSO)法を利用した解析法の検討を行った。その結果,短い計算時間でGAと同等の計算結果が得られることが確認できた。
3. グランドトルースデータの取得
本年度は長崎で衛星搭載SAR(PALSAR)による偏波観測が11月に行われた。そこで,長崎大学グラウンドに3面コーナーリフレクター(2m)を設置し,参照データの取得を行った。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Calibration of Spaceborne Polarimetric SAR Data Using a Genetic Algorithm2009

    • Author(s)
      森山敏文
    • Organizer
      IEEE International Geoscience and Remote Sensing Symposium 2009
    • Place of Presentation
      University of Cape Town, Cape Town, 南アフリカ
    • Year and Date
      2009-07-19

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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