2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20760329
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
有田 守 Osaka University, 大学院・工学研究科, 助教 (80378257)
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Keywords | 画像解析 / 波浪計測 |
Research Abstract |
20年度では, 画像計測装置の開発及び, 画像解析の高速化, 精度の検証を行うことを研究の目的としている. 波面計測装置は, 2048×2048画素のCCDカメラを使用し最大15Hzで画像収録が可能なカメラ装置を構築した. また, カメラ画像は2台のPCに別々に取り込み2台のカメラの同期は, カメラ内蔵のタイマもしくは, ファンクションジェネレータによる外部入力も可能である. 画像解析の高速化に関しては, 2枚の画像で同一点を検索する際にエピポーラ拘束条件を用いて画像解析を行うことにより1点の解析で最大約8点程度の検査点を解析することにより同一点解析の高速化をおこなった. 画像間の同一点を評価する手法としては, 直接相互相関法とFFTによるクロススペクトル法があるが本研究で両者を比較したところFFT法は, 直接相互相関法に比べて高速に解析が行えるが同一点の算定結果にエラーもみうけられる. したがつて, 本研究ではFFT法は約1点の解析であるが直接相互相関法は8点程度の解析で若干計算時間を要するが直接相互相関法を同一点解析に採用することとした. また, 同一点解析は画素の単位での解析しか行えないために限られた画素数で広範囲を計測する際には, サブピクセル解析が必要になる. 本研究では4種類のサブピクセル解析手法を採用し高精度な画像解析を行った.
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