2008 Fiscal Year Annual Research Report
リアルタイム画像計測による画像ものさしシステムの研究
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20760353
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| Research Institution | 飛島建設株式会社防災R&Dセンター技術研究所 |
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Principal Investigator |
松田 浩朗 飛島建設株式会社防災R&Dセンター技術研究所, 副主任研究員 (80443646)
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| Keywords | 画像計測 |
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| Research Abstract |
本研究は,デジタルカメラによる画像計測技術の自動化および測量システム化により,低コストかつ1人で測量を可能とする,「画像ものさしシステム」を開発することを目的としている.本システムは,対象範囲を複数台のカメラで写し込み,作業員が指した場所の位置関係や長さを自動的かつリアルタイムに測量するものである.測量値(3次元座標)および測量時の画像は自動的に保存されるとともに,取得画像上にすべての測量値を重ねて表示することで,測量後の内業(後処理)も容易である.なお,本システムではcm単位の測量精度を実現することを目標としている.
本年度は,(1)PCによるカメラの制御(画像取得)プログラムの開発,および(2)取得画像より自動的に基準体および測量点の画像上の位置を自動判別する画像処理プログラムの開発,を実施し,カメラの制御プログラムおよび画像処理により対象物の画像位置を自動的に取得するプログラムを開発した.
上記開発成果を基に,200万画素ギガビットネットワークカメラ3台とモバイルノートパソコンによるシステムのプロトタイプを開発し,室内実験により本システムの計測精度の検証を実施した.本実験により室内のような狭い範囲であれば,cm単位の計測精度を有すること示した.
また,(3)画像処理による自動判別が容易となる基準体・測量点指示器の検討,を実施し,色および形の工夫により自動認識における認識確率を向上できることが分かった.
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