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2009 Fiscal Year Annual Research Report

技術の共有化のための建築構造解析プラットフォーム

Research Project

Project/Area Number 20760369
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

伊山 潤  The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 准教授 (30282495)

Keywords構造解析 / オブジェクト指向 / プログラム / ライブラリ
Research Abstract

本研究は、新しい構造解析システムあるいはプログラムの開発をサポートし、解析技術を共有化できるようにするための解析プラットフォームを構築しようするものである。
本年度は、前年度作成したクラスライブラリについて、ドキュメントや日本語および英語のチュートリアルを作成し、より利用しやすくなるように試みた。これを用いて学部2年生向け講義で使用してもらうように勧めたところ、このライブラリをScalaという異なるプラットフォーム上で動作させて構造解析を行ったグループがあり、比較的初学者でも利用が可能であり、またJAVAを採用していることにより、汎用性に優れることが示された。また、インドからの留学生(学部4年生)にこのライブラリを利用してプログラムおよびチュートリアルの作成に取り組んでもらい、ドキュメントの精度向上の作業を行った。
また、汎用数値計算ソフトウェアであるMatlabを用いた構造解析プログラムを例として、これによる技術共有の可能性について考察を行った。JAVA言語はコンパイラ言語であり、比較的高速でデータ処理等に関して自由度が高いという利点があるが、MATLABは構造解析に止まらず様々なライブラリがすでに公開されており、これを組み合わせることでプログラム製作が可能であること、またインタープレター言語であることからソースコードの閲覧が容易であるといった利点がある。
研究面においては、質点系および骨組系の破壊を考慮した応答解析にこの解析ライブラリを用いた検討を行い、その成果の発表を行った。この解析は数多くのパラメタを用いて様々な模擬地震動データを作成し、様々な応答解析モデルに対して応答解析を行い、その大量の計算結果をRDBMSに格納するというものであったが、それぞれの模擬地震動データ作成部分、構造解析部分、データベース部分といったモジュールに分けられているため、初学者の学生にも比較的わかりやすく、早期に自らの手で複雑な解析ができるようになった。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] Estimation of increasing response of steel frame after fracture of structural member2009

    • Author(s)
      Jun Iyama
    • Organizer
      STESSA 2009, Behaviour of Steel Structures in Seismic Areas
    • Place of Presentation
      ロウズホテル、フィラデルフィア、アメリカ合衆国
    • Year and Date
      2009-08-18
  • [Remarks] 作成したライブラリを下記のホームページにて公開している

    • URL

      http://kw1.arch.t.u-tokyo.ac.jp/frame4

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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