2009 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
20760426
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
角田 真弓 The University of Tokyo, 大学院・工学系研究科, 技術専門職員 (20396758)
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Keywords | 建築教育 / 工学史 / 美術教育 / 工科大学 / 工部美術学校 |
Research Abstract |
本研究の目的は、工学教育擁立期より発達期における建築教育の実態を探ることで、近代工学および建築の認識や学の成立過程を解明することにあり、平成20年度より平成23年度にかけて、計4ヶ年で実施する。2年目である平成21年度の研究実績は以下の通りである。1.本年度研究計画の作成昨年度実績を踏まえ、今年度の研究計画を再検討した。2.翻刻作業東京帝国大学工科大学建築学科教授伊東忠太による講義ノートの翻刻作業を行い、内容の解明を進めた。3.実測図面の整理分析工科大学建築学科において明治期~昭和初期に講義の一環で行われた実測調査図面の内容の分析を進めた。4.装飾模写図の整理分析3.同様、工科大学建築学科において明治期~昭和初期に講義の一環で行われた建築装飾の模写図の電子化を行い、内容の分析を進めた。5.史料調査(1)東京大学教養学部駒場博物館において、旧第一高等学校所蔵の図学教材の調査を行った。(2)秋田県赤れんが郷土館にて東京美術学校図案科教授である小場恒吉の学生時代のノート、美術学校での講義資料などの史料調査を行った。(3)旧工部美術学校所蔵史料のうち、石膏像に関して旧備品台帳の分析を行い、現存石膏像との関係性に関する検討を進めた。
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Research Products
(2 results)