2010 Fiscal Year Annual Research Report
キャパシタを用いた電気自動車用高速エコパワーサプライシステムの開発
Project/Area Number |
20760604
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Research Institution | Toyohashi University of Technology |
Principal Investigator |
桶 真一郎 津山工業高等専門学校, 電子制御工学科, 講師 (20362329)
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Keywords | 電気自動車 / キャパシタ / エコパワーサプライシステム / 充電ステーション / 充放電特性 / DC-DCコンバータ |
Research Abstract |
電気自動車の普及にあたっては,充電時間の短縮,航続距離の確保,および回生エネルギーの有効活用という課題がある。本研究で提案する高速エコパワーサプライシステムは,高速充放電が可能で長寿命なキャパシタをバッテリ(リチウムイオン電池やニッケル水素電池)と組み合わせて利用することで,従来のバッテリのみを用いる電気自動車よりも高速な充放電を実現しようとするものである。これまでに,キャパシタを用いた電気自動車の普及効果の検討およびシミュレーション計算を行ってきた。平成22年度には,キャパシタ,鉛蓄電池,DC-DCコンバータを組み合わせ,机上に配置できる規模の充電制御回路模擬実験装置を設計した。本模擬実験装置は,10個のキャパシタと4個のバッテリ(鉛蓄電池)を備え,それらを3個のDC-DCコンバータでコントロールするものである。本模擬実験装置を用いて,実際のキャパシタおよびバッテリの充放電特性を測定し,それらの間での電力授受によるエネルギーロス,速度,性能劣化を測定することができる。また,DC-DCコンバータの動作プログラムをさまざまに変化させることにより,実際の自動車走行時および充電ステーションでの充電時におけるキャパシタおよびバッテリの状態を模擬することができる。これまでの実験およびシミュレーション計算により,キャパシタ搭載電気自動車の普及率が50%に達すると想定する2055年には25Mt-C/yearと,2007年の水準から34%減少することが明らかになった。
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Research Products
(12 results)
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[Presentation] 太陽電池アレイ型簡易日射計の温度特性計測2010
Author(s)
杉山智美, MOHD ARIF FARIZUL, 田上英人, 須田善行, 滝川浩史, 川嶋和子, 桶真一郎
Organizer
平成22年度日本太陽エネルギー学会・日本風力エネルギー協会合同研究発表会
Place of Presentation
日本大学
Year and Date
2010-11-04
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