2008 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト全マイクロRNA発現ベクターライブラリの構築とそれを用いた標的制御機構の解明
Project/Area Number |
20770133
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
内藤 雄樹 The University of Tokyo, 大学院・理学系研究科, 特任助教 (60451829)
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Keywords | マイクロRNA |
Research Abstract |
マイクロRNA(miRNA)の機能を解明するための基盤を構築すると同時に, miRNAによる遺伝子の発現制御ネットワークの全体像を理解することを目的として, ヒト全miRNAの発現ベクターライブラリの構築およびmiRNAの活性を定量的にモニタリングできる「miRNAセンサー」の構築をおこなった. miRBase release 12. 0(2008年9月)に収録されたヒトの前駆体miRNA(pre-miRNA)は695種であり, それらから生成される成熟miRNAは866種であった. miRNA発現ベクターについては, これらの前駆体miRNA配列をゲノムにマッピングし, その前後約200塩基対を含む領域をPCRで増幅するためのプライマーを作成した. ヒトのゲノムDNAを鋳型にPCRで当該領域を増幅し, 発現ベクターに挿入してmiRNA発現ベクターを構築している. 平成21年度も継続して構築を進める予定である. miRNAセンサーについては, 前述の成熟miRNAの標的配列を合成DNAオリゴヌクレオチドで作成した. これらをルシフェラーゼ遺伝子の下流部分に挿入し, miRNAの活性を定量的に評価できるベクターを構築している. 平成21年度も継続して構築を進める予定である.
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