2008 Fiscal Year Annual Research Report
機能性ポリフェノールによる炎症性サイトカイン誘導性脂肪細胞機能障害の抑制作用機構
Project/Area Number |
20780094
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Research Institution | Aichi Gakuin University |
Principal Investigator |
上野 有紀 Aichi Gakuin University, 心身科学部, 講師 (20388060)
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Keywords | ポリフェノール / サイトカイン / 脂肪細胞 / 炎症 |
Research Abstract |
脂肪細胞から分泌されるアディポネクチンは、抗糖尿病作用を有する。アディポネクチンの発現は、インスリン抵抗性惹起分子であるTNF-αによって負に制御されていることから、TNF-αによるアディポネクチンの発現低下を抑制することが出来れば、糖尿病の改善につながることが期待される。本研究では、炎症性サイトカインによる脂肪細胞機能低下を抑制しうるポリフェノールに着目し、その作用機構の解析を行った。 マウス由来脂肪細胞株3T3-L1に炎症性サイトカイン類を作用させたところ、アディポサイトカインの一種であるIL-6の分泌が増加することを確認した。炎症性サイトカインIL-6の分泌を低下させる種々のポリフェノールをスクリーニングしたところ、クルクミノイド類に強い活性がみとめられた。次年度はこの作用機構の詳細を解析する予定である。
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Research Products
(6 results)