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2009 Fiscal Year Annual Research Report

性ホルモン産生細胞の性分化メカニズム

Research Project

Project/Area Number 20780212
Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

渡辺 香奈子 (宮林 香奈子)  Kyushu University, 大学院・医学研究院, テクニカルスタッフ (20469612)

Keywords性分化 / 細胞分化 / 発現制御
Research Abstract

Arx KO雄マウスでは胎生ライディッヒ細胞数が減少することが明らかになっている。Arxが胎生期の雄生殖腺においてライディッヒ細胞に発現しているかどうかを詳細に調べるために、Arxとライディッヒ細胞のマーカーである3β-HsdおよびAd4BP/Sf-1の3重免疫染色を行った。3β-Hsd強陽性およびAd4BP/sf-1強陽性の細胞では、Arxの発現は認められず、逆にArx強陽性の細胞では3b-HsdおよびAd4BP/Sf-1の発現は認められなかった。しかし、興味深いことに弱い発現ながらも3者が共局在する細胞が存在した。この細胞の存在は、ライディッヒ前駆細胞が、Arx陽性細胞の中に存在する可能性を示唆するものであった。すなわち、ライディッヒ前駆細胞ではArxを発現しているが分化マーカーである3β-HsdおよびAd4BP/Sf-1を発現しておらず、ライディッヒ細胞への分化が始まるとArxの発現は減少し、代わって3β-HsdおよびAd4BP/Sf-1が発現し始めることが推測された。この仮説を証明するために、Arx遺伝子発現制御領域を用いたトランスジェニックマウスの作製を行っている。コスミドゲノムライブラリーを用いたスクリーニングでは、Arx遺伝子発現制御領域を含むクローンが得られなかった。そこで現在、BACクローンを用いてArx遺伝子を含む1MBの領域をスクリーニング中である。ライディッヒ細胞の起源については、その前駆細胞の存在を含め全く分かっておらず、この仮説が正しければ、ライディッヒ細胞の分化メカニズムの解明に大きく寄与すると確信する。

  • Research Products

    (2 results)

All 2009

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] マウス胎生ライディッヒ細胞分化過程におけるArx遺伝子の機能2009

    • Author(s)
      宮林香奈子
    • Organizer
      第17回 日本ステロイドホルモン学会
    • Place of Presentation
      福岡市 九州大学医学部百年講堂
    • Year and Date
      2009-11-14
  • [Presentation] Function of Arx gene during fetal testis development2009

    • Author(s)
      宮林香奈子
    • Organizer
      FIFTH INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON VERTEBRATE SEX DETERMINATION
    • Place of Presentation
      Royal Kona Resat Kona, Hawaii, USA
    • Year and Date
      2009-04-22

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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