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2008 Fiscal Year Annual Research Report

細菌、ウイルス感染免疫に対するSRーPSOX・CXCL16の働き

Research Project

Project/Area Number 20790368
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

島岡 猛士  The University of Tokyo, 大学院・医学系研究科, 特任助教 (90422279)

Keywordsサノトカイン / 感染免疫
Research Abstract

SR-PSOX遺伝子は大腸菌やブドウ球菌といった細菌や酸化LDLを結合し取り込むといったマクロファージや樹状細胞に発現しているスカベンジャー受容体であり、同時にNKT細胞,障害性T細胞(CTL)、ヘルパーT細胞(Th1)細胞に発現するケモカインレセプターCXCR6を認識できるケモカインである。SR-PSOX/CXCL16ノックアウトマウスは肝臓特異的にNKT細胞が減少していて、またSR-PSOX/CXCL16がNKT細胞によるIFN-γ産生に共刺激シグナル活性有する。さらにPacnes死菌生体投与により引き起こされるTh1細胞の形成がSR-PSOXICXCL16ノックアウトマウスでは損なわれること、またP.acnes死菌投与後7日後に少量LPSを静脈投与した際のIFN-γ産生が損なわれていた。これらの現象から細菌感染免疫に対して、SR-PSOX/CXCL16の有するスカベンジャー受容体活性とケモカイン活性のどちらが働いているかを詳細に検討した。
野生型とSR-PSOX/CXCL16ノックアウトマウスから脾臓樹状細胞、常在性マクロファージ、チオグリコレート刺激マクロファージを取り出し、蛍光標識大腸菌、ブドウ球菌の貪食能を調べたところ、両群で差が見られなかった。SR-PSOX/CXCL16中和抗体投与マウスもしくはコントロール抗体投与マウスにリステリア細菌を血管内投与し.数時間おきに数日後までの時間経過の病原菌排除能力を臓器ごとに測定したところ、2つの群で差は見られなかった。
これらの結果より、SR-PSOX/CXCL16はスカベンジャー受容体活性としての細菌除去には中心的には寄与しないことが示唆された。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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