2010 Fiscal Year Annual Research Report
高血圧患者の降圧目標達成状況および治療中断の関連要因の解明に関する研究
Project/Area Number |
20790445
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Research Institution | Fukushima Medical University |
Principal Investigator |
横川 博英 福島県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (00328428)
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Keywords | 高血圧 / 生活習慣病 / 臨床疫学 / 治療 / 慢性疾患 / 公衆衛生 |
Research Abstract |
福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座内に事務局を置き、調査協力者に郵送で調査票を送付、調査終了後は調査用紙を郵便にて事務局に返送した。調査票の受領はファックスによる文書送付によって確認した。平成20年9月に基本調、平成21年3月および9月に第1回および第2回追跡調査を実施した。本年度(平成22年度)は、平成22年3月に第3回追跡調査、9月に第4回追跡調査ならびに患者アンケート調査を実施した。若干調査票の回収が遅延したがほとんどの調査票の回収を確認し、データ入力を外部業者に委託した。データ入力状況は電子媒体で確認し、一部調査票の欠損はあるものの、矛盾のあるアンケート調査はほとんど見られなかった。 なお,既に収集し入力が終了している基本調査情報については,分析が終了し論文執筆のうえ英文国際誌に投稿し採択され現在印刷中である。また、関連業績を第23回国際高血圧学会(カナダ・バンクーバー市)において発表した。 これからの研究成果は、降圧目標達成状況と生活習慣との関連を明らかにした大変意義深いものであり、高血圧治療ガイドラインで推奨されている生活習慣の是正の重要性が地域で実施された本研究で検証された。本研究の母体組織である福島高血圧研究会でも報告し、今後の診療に貢献できるよう資料を作成する予定である。今後は追跡調査データのデータ確認を行い、基本調査および追跡調査の連結データベースを構築し解析を進める予定である。それらの公表方法としては、高血圧専門誌あるいは内科一般誌を予定しており国際高血圧学会総会あるいは日本高血圧学会総会での報告を計画している。
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