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2009 Fiscal Year Annual Research Report

MiniSTRおよびMiniPCR-SNPs構築と劣化試料への応用に関する研究

Research Project

Project/Area Number 20790460
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

浅村 英樹  Shinshu University, 医学部, 教授 (80324250)

Keywords劣化試料 / MiniSTR / MiniPCR-SNPs / マルチプレックス
Research Abstract

今日、DNA型を用いた個人識別技術は法医学的、さらには、社会的に欠くことのできないものとなっている。しかしながら、どのような試料でも容易に応用できるとは限らず、むしろ、陳旧性の劣化試料では、DNA型検査が困難なことが多い。従って、このような試料に対する分析技術の向上が急務である。本研究は、劣化DNA試料に適した個人識別システムの構築を目的としている。これまでに我々は、いくつかのMiniSTRシステムを構築してきた。ただし、個人識別を施行する上で確率計算上必要十分な信頼性のある値を得るためには、さななる解析が必要であることが明らかとなった。そこで、MiniPCRに基づいた一塩基多型マルチプレックスシステムの構築を試みた。特に、X染色体ついては国際的にもほとんど報告がなされていないことから、X染色体に着目した。そこで、X染色体上に位置するSNPを約40箇所程度選択し、この一塩基多型部位を含む領域を100塩基対以下の産物として得られるプライマーを設計し、PCR増幅した(MiniPCR)。分析には一塩基伸長反応を用いた。一方、日本人集団における遺伝子頻度、あるいは連鎖不平衡などを考慮し、約20のSNPが個人識別に有効であることを確認し、一塩基伸長反応によるマルチプレックスシステムを構築した。その結果、このシステムは十分な識別能力を有し、さらに、劣化試料に有効であることが判明した。以上から、今後の劣化試料を対象としたDNA型による個人識別技術の1つとして、本システムがその一助となり得るものと確信する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 劣化試料に対するMiniX-STR及びMiniXPCR-SNPs法の有効性2009

    • Author(s)
      沖貴仁、浅村英樹, ら
    • Organizer
      第18回DNA多型学会学術集会
    • Place of Presentation
      久留米
    • Year and Date
      2009-11-20

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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