2008 Fiscal Year Annual Research Report
ヒスタミン拮抗薬d‐マレイン酸クロルフェニラミンの過敏性腸症候群への効果の検討
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20790470
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
相模 泰宏 Tohoku University, 病院, 助教 (90375030)
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Keywords | 過敏性腸症候群 / ヒスタミン / クロルフェニラミン / 消化管運動機能 / 消化管知覚機能 |
Research Abstract |
研究目的 : 抗ヒスタミン薬であるd-マレイン酸クロルフェニラミンのIBSへの効果を1)大腸運動・知覚機能、2)精神神経機能、の二つの側面から検討する。 対象グループは、 1.健常者成人男女 10名(Healthy Control : HC、男女各々5名) 2.IBS成人男女(生食投与群) 10名(IBS-saline : IBS-S、男女各々5名) 3.IBS成人男女(d-マレイン酸クロルフェニラミン投与群) 10名(IBS-H1RA : IBS-H、男女各々5名) 平成20年度には被検者10人のデータを測定しえた。特に健常者とIBSの生食投与群を中心に測定した。本年度以降IBSのクロルフェニラミン投与群のデータ測定も開始し検討する。 20年度に測定した健常者のデータは、IBSの病態を比較検討しうるために不可欠なデータと考えられる。
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