2009 Fiscal Year Annual Research Report
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20790473
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| Research Institution | Kagoshima University |
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Principal Investigator |
中原 敏博 Kagoshima University, 大学院・医歯総合研究科, 客員研究員 (50433082)
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| Keywords | ストレス / 予防医学 / 補完・代替医療 |
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| Research Abstract |
本研究は、通常の人間ドックでは測定できないストレスに関して、心療内科領域の患者のみでなく、健常人も対象に心身のストレスケアを行い、今後の予防医学・健康応用医学分野に貢献することを目的とする。近年メタボリックシンドロームをはじめ、ストレスの代償行動としての食行動・食習慣異常が増加している。身体面の評価として糖尿病・高血圧・高脂血症・肥満度を評価し、それに伴う摂食関連物質を測定する。ストレス度評価としてはFREEのシステムを利用しての酸化ストレスや、自律神経機能を評価し、結果を即日にフィードバックしていく。また心理面としては心理テストや面接を行い、摂食行動、うつ状態・不安など気分の変化や消化器症状を評価し、結果をスムーズかつ専門的に評価する。以上、心身両面のケアが可能なストレスケアドックを提案し、健康増進や予防医学的視点に立ち全人的な医療を行っていくことが目的である。
本年度は、健康栄養学ならびに上記ストレスドックの一端として、癌患者をはじめ、各種疾患に対する臨床研究を計画した。各施設の倫理委員会に申請して承認を得た後、ストレス度評価として、上記FREEによるd-ROM・BAPにて施行し、合わせて心理テストによる心理面の評価や消化管ペプチドの評価も行った。観察期間は様々であったが、総合所見として、補完代替医療としての検証を行うといった効果はみられたようである。また参加者の治療意欲向上にはつながったようであり、一連の予防医学的な効果も期待される。
また他の業績として、食欲を調節する消化管ペプチドに関与する論文発表や学会発表を行った。
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