• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2008 Fiscal Year Annual Research Report

PBCの病態形成には胆管上皮細胞のオートファジーによる自己抗原提示が関与する

Research Project

Project/Area Number 20790515
Research InstitutionJikei University School of Medicine

Principal Investigator

天野 克之  Jikei University School of Medicine, 医学部, 助教 (70424645)

KeywordsPBC / 胆管上皮細胞 / オートファジー
Research Abstract

@ヒトPBCにおけるBECのオートファジー動態の検討
§PBC症例の肝生検組織を用いたBECのオートファジー動態の形態学的検討
*電子顕微鏡による形態学的検討
オートファジーが生じた細胞内では二重膜構造体のオートファゴソームが特徴的に認められるため、ヒトPBCのBEC内におけるオートファゴソームの存在を検討したところ、わずかに二重膜構造体の存在が認められた。しかし障害を受けていないBECでは二重膜構造体はほとんどみられなかった。
*LC3をマーカーに用いた免疫電子顕微鏡による検討
ユビキチン類似タンパクLC3はオートファジーで出現する隔離膜、オートファゴソーム内膜に特異的に結合するためオートファジーのマーカーとなる。そこで抗ヒトLC3モノクローナル抗体を用いた免疫電顕法によりBECにおけるLC3発現を検討したが、LC3は同定されなかった。
@オートファジーを誘導したBECによるPDCE_2抗原示動態の検討
§BECのオートファジー誘導
通常のオートファジー誘導法である培養液からの血清・アミノ酸除去、IFNγの添加、TLR4リガンドLPSの添加、TLR9リガンドCpGDNAの添加による、BECのオートファジー誘導を検討したところ、LC3発現がみられ、ウエスタンブロットによるオートファジーで誘導されるオートファゴソーム膜分画タンパクLC3-II発現でも同様の結果が得られた。
§オートファジーを誘導したBECの細胞表面におけるMHC class II、PDCE_2発現動態
FACS解析により、細胞表面におけるMHC class II、PDCE_2の発現動態を討したところ、オートファジーをおこしたBECにおいてはMHC class IIの発現はみられるものの、PDCE2の発現はみられなかった。

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi