2008 Fiscal Year Annual Research Report
非小細胞肺癌のEGFR阻害剤に対する感受性予測法QUEENアッセイの臨床開発
Project/Area Number |
20790569
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
柿内 聡司 The University of Tokushima, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (50380100)
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Keywords | 上皮成長因子受容体 / バイオマーカー / 感受性予測 / 臨床試験 |
Research Abstract |
我々は非小細胞肺癌の上皮成長因子受容体(Epidermal growth factor receptor : EGFR)チロシンキナーゼ阻害剤ゲフィチニブに対する感受性を遺伝子発現パターンに基づいて予測するシステム(Quantitative RT-PCR evaluating EGFR-TKI efficacy of NSCLC : QUEEN)を独自に開発し報告している。本システムはレトロスペクティブな検討で高い正確性が認められ、無増悪期間、全生存期間とも相関が認められており、患者選択に資するバイオマーカーとして有用性が示唆されている。しかし、2008年同効薬であるエルロチニブが本邦で新たに承認され、再発非小細胞肺癌の標準的治療薬として使用されるようになった。 本研究では、エルロチニブの感受性予測における本システムの有用性を前向き臨床試験で評価することを目的とする。そこで昨年度は本法にてエルロチニブの感受性予測が可能であるかPilot studyを行い検証した。感受性予測を行った症例のうち5例にて実際にエルロチニブの投与がなされ全例にて感受性が正しく判定された。 この結果を踏まえて本年度は前向き臨床試験、前向き臨床試験"QUEEN score陽性非小細胞肺癌を対象とした上皮成長因子受容体阻害剤エルロチニブのプロスペクティブ試験"を開始する。
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Research Products
(1 results)