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2009 Fiscal Year Annual Research Report

アスペルギルスによるバイオフィルムモデルの開発

Research Project

Project/Area Number 20790572
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

今村 圭文  Nagasaki University, 大学院・医歯薬学総合研究科, 助教 (90467960)

Keywordsアスペルギルス / 慢性感染動物モデル / バイオフィルム
Research Abstract

(目的)本研究は(1)in vitroアスペルギルス性バイオフィルムモデル作成、および(2)in vivo慢性肺アスペルギルス感染症動物モデルを作成することを主な目的としており、本年度は(2)の慢性肺アスペルギルス感染症動物モデルの作成を主として行った。
(方法)昨年度の研究(1)により得られた成果による方法で、in vitroでプラスチックチューブ上にアスペルギルス性バイオフィルムを作成した後に、このチューブを麻酔下でマウスに経気管的に挿管・留置した。
アスペルギルスは一般的に弱毒性であるために、より毒性の強い株を用いるために、成長速度、およびエラスターゼ活性の高い株を臨床株の中から選別した。
またマウスは一般的にアスペルギルス感染に対して抵抗性を示すために、複数種(ICR, Balb/c, C57/BL6, DBA)のマウスに感染を試み、この中で最も良い感受性を示したDBAマウスを感染に用いた。
(結果)アスペルギルスバイオフィルムチューブを感染させたマウスのうち、約4割が経過観察中(4週間)に死亡した。生存したマウスの肺を病理学的に検討したところ、末梢気道内に菌塊の形成が確認できた。
(まとめ)一般的にアスペルギルスは弱毒性であるために、免疫正常のマウスに感染させても数日で肺内から排除されてしまう。今回新たに開発したアスペルギルスバイオフィルムチューブを留置による感染により、マウス慢性肺アスペルギルス症モデルを作成することが出来た。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 慢性肺アスペルギルス症マウスモデル作成の試み2009

    • Author(s)
      今村圭文、高園貴弘、泉川公一, 他
    • Organizer
      第3回アスペルギルス研究会
    • Place of Presentation
      千葉大学附属病院
    • Year and Date
      2009-09-26

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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