2009 Fiscal Year Annual Research Report
変異遺伝子特異的な新規RNA干渉法の実用化を目指したin vivo投与での検討
Project/Area Number |
20790610
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Research Institution | Tokyo Medical and Dental University |
Principal Investigator |
久保寺 隆行 Tokyo Medical and Dental University, 医学部附属病院, 医員 (40376801)
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Keywords | siRNA / 遺伝子治療 / トランスジェニックマウス / ALS / SOD1 / AAV |
Research Abstract |
siRNA・siRNA抵抗性マウス野生型SOD1共導入アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターのALSモデルマウスへの投与 抗SOD1 siRNAとsiRNA抵抗性マウス野生型SOD1 cDNAをタンデムに配置させた発現カセットを作製し、この発現カセットを発現するsiRNA/siRNA抵抗性マウス野生型SOD1共導入AAVベクターを作製した。培養細胞系で作製したAAVベクターが機能していることを定量的RT-PCR及びウエスタンブロッティングで確認した後、ALSのモデルマウスであるG93Aヒト変異SOD1トランスジェニックマウスに尾静脈より経静脈的に全身性に投与した。投与から3週間後に解剖を施行し、摘出した肝臓から蛋白を抽出、抽出した蛋白を用いたウエスタンブロッティングでヒト変異SOD1タンパクの発現を抑制したままマウス野生型SODタンパクを補えていることを確認した。 本方法のin vivoデリバリーが可能であることを示し、遺伝子治療の手法として実用的かつ有用であることを証明した。
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