2008 Fiscal Year Annual Research Report
新しい体幹部MRIパルスシーケンスの開発-動物実験用MRI装置による開発
Project/Area Number |
20790903
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
沼野 智一 Tokyo Metropolitan University, 人間健康科学研究科, 助教 (10399511)
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Keywords | Magnetic resonance imaging : MRI / Diffusion weighted imaging : DWI / Three-dimensional imaging / MP-RAGE法 / Turbo-FLASH法 / Three-dimensional DWI / CHESS法 / 水励起法 |
Research Abstract |
本研究はEPI法を用いない(磁化率の影響を受けにくい)新しい体幹部拡散強調画像法(Body-DWI)のMRIパルスシーケンスを開発することを目的とした. 現在, 拡散強調画像法(DWI)は二次元マルチスライスエコープラナー法(2D Multi Slice Echo Planar Imaging : 2D-EPI)を利用した2D-EPI-DWIがその大部分を占めている. しかしながら2D-EPI-DWIは「画像歪み」と「分解能」2つの欠点を持つ. 報告者はこれら2点の問題点を改善するために高速三次元拡散強調MRIパルスシーケンス(3D Diffusion Weighted Imaging : 3D-DWI)の開発・改良を進めてきた. 本手法はEPI法とは異なるMP-RAGE法を利用しているので, EPI法に比べて磁化率の影響による画像歪みが生じにくく, また三次元イメージングを利用しているので分解能で勝る. 体幹部の拡散強調画像(Body-DWI)を得るためには「消化管ガスによる磁化率の影響」, 体幹部に存在する「脂肪組織からの信号の抑制」を考慮に入れる必要がある. 2D-EPI-DWIは高速撮像という利点を有するものの, 磁化率の違いを起因とする画像歪みを生じる場合がある, 3D-DWIはEPIと比べて磁化率の影響を受けにくいので画像歪みの少ない拡散強調画像を提供できる. 体幹部にある脂肪組織からの高信号は画像コントラストを低下させる場合がある, そこで脂肪信号を抑制するためにCHESS法(Chemical Shift Selective : CHESS)もしくは水励起法(Water Excitation : WE)を3D-DWIに組み込んだ新しいMRIパルスシーケンスを開発した. 開発したパルスシーケンスはファントム実験によってその特性を評価した. ファントム実験より本手法は脂肪からの信号を効果的に抑制することができた.
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Research Products
(7 results)
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[Presentation] Motion Sensitizing Gradientを用いない高速MRE Pulse sequenceの応用2008
Author(s)
畑純一1, 2), 本間一弘2), 沼野智一1, 2), 鷲尾利克2), 水原和行3, 2), 新田尚隆2), 大島裕亮3, 2), 工藤裕仁2), 八木一夫1)
Organizer
第36回日本磁気共鳴医学会大会
Place of Presentation
旭川
Year and Date
20080900
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