2008 Fiscal Year Annual Research Report
MPTPサルにおける脳深部電気刺激の分子イメージング研究
Project/Area Number |
20791025
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
方 欣 Hamamatsu University School of Medicine, 分子イメージング先端研究センター, 特任研究員 (00469917)
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Keywords | パーキンソン氏病 / 脳深部電気刺激術 / 視床下核 / PET / ドーパミン受容体 |
Research Abstract |
今年度、浜松医科大学への移動、およびPETのtracerの供給の現状により、以下の通りの研究業務を行った。 1. サル実験の基本の条件をセットアップ。浜松医科大学では、サルの研究は初めて行うので、先ずは、サルにおける研究の基本の条件をセットアップした。訓練室、訓練、飼育、手術、PET計測、画像解析及び救急など必要な物品を購入、セットアップした。 2. パーキンソン氏病(PD)サルモデルを作成した。 3. これらのPDサルモデルにおける、行動判定テストの訓練、施行、評価を行った。 4. 視床下核脳深部電気術(STN-DBS)。上記のサル全てに対して、麻酔下に、MRIの画像を参考に、刺激電極をサルの左側視床下核に定位的に挿入した。 5. STN-DBSの最適条件を探し、Food reaching testで、電気刺激の効果を確認した。 6. 上記のサルモデルにおける、H_2^<15>O及びMNPAをtracerとして、PET計測を行った。 (1) 有効な電気刺激下、H^2_<15>O用いて、サル脳血流の変化を測定した。DBS施行中の、脳血流をPETで測定した結果は、DBS側の運動野、補助運動野、上頭頂葉、視床、と対側の小脳の血流増加であった。 (2) 有効な電気刺激(刺激頻度145HZ、持続時間60μs、電圧2.8v)又は手運動の条件下MNPAを用いて、サルのドーパミンD2受容体の変化を測定した。DBS対側の淡蒼球、尾状核の一部におけるMNPAの取り込みが高くなり、前帯状回と刺激側のLIP野の一部では低くなった。今現在、電気刺激と手運動なし、及び電気刺激なし、手運動のみという二条件下の測定がまだ終わってないので、これらの結果の解釈は難しい。来年度、引き続き、前述した条件における計測のデータをまとめて、この結果の解析を行う予定である。
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[Presentation] H_2^<15>O-PET study of motor control network activated by the deep brain stimulation of the subthalamic nucleus in chronic Parkinsonian monkey model2008
Author(s)
Xin Fang, Kenji Sugiyama, Souichi Akamine, Hiroki Namba, Chihiro Yokoyama, Miho Shukuri, Hiroshi Mizuma, Yasuhiro Magata, Kazuo Umemura, Kazuya Hokamura, Hiroshi Yamaguchi, Hideo Tsukada, Hirotaka Onoe
Organizer
2008 World molecular imaging congress
Place of Presentation
The Acroplis Convention Center Nice France
Year and Date
2008-09-11
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[Presentation] Wei Sun, Fang Xin, Kenji Sugiyama, Souichi Akamine, Yasuhiro Magata, Kazuo Umemura, Kazuya Hokamura2008
Author(s)
Wei Sun, Fang Xin, Kenji Sugiyama, Souichi Akamine, Yasuhiro Magata, Kazuo Umemura, Kazuya Hokamura
Organizer
2008 World molecular imaging congress
Place of Presentation
The Acroplis Convention Center Nice France
Year and Date
2008-09-11
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