2008 Fiscal Year Annual Research Report
臓器特異的シンタキシン3欠損マウスを用いたサイトカイン分泌機構の解析とその応用
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20791063
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
入内島 伸尚 Gunma University, 医学部, 助教 (10431719)
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Keywords | シンタキシン3 / コンディショナルノックアウト |
Research Abstract |
Syntaxin3 floxedマウスとMxl Creマウスを交配さることによりコンディショナルノックアウトマウスを作成する。交配したマウスをPCRでgenotypingし(使用するプライマーはsyntaxin3についてはGACCCTGCTGCTTGTGCCTTCTTTATTC、TGGGCAGCCCTCCTGCAACCTTACACTG、Cre recombinaseについてはAGGTTCGTTCTCTCATGGAとTCGACCAGTTTAGTTACCCを使用)Mxl Cre syntaxin3 floxed/floxedマウスを得る(図はsyntaxin3 floxed/floxedマウスのgenotypingの結果)。Mxl CreマウスのCre recolnbinaseはpolyinosinic-polycytidyhc acid(pI-pC)により誘導され発現するので生後3週のマウスの腹腔内にpI-pC 250μgを隔日3回腹腔内投与し完全なコンディショナルノックアウトマウスを作成した。マウスの腹腔内に2mlのthioglycolateを投与する。5日後に腹水を採取しHBSSで洗浄後遠心分離しマクロファージを採取する。これをRPMIと10%FCSと5%ペニシリンを含む培養液の中で初代培養をした。培養細胞からmRNAを取り出しRT-PCRをかけてcDNAの量を調べたところコンディショナルノックアウトのマクロファージのシンタキシン3の発現量は非常に低下していた。また、マクロファージはシンタキシン3を発現している場合1日後には樹状細胞のようになっていたが、シンタキシン3のコンディショナルノックアウトのマクロファージは樹状を示す細胞の数は少なく円形のままの細胞が多数みられ、また死んでしまったのまだ分からないが浮遊している細胞が非常に多いことが分かった。
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