2009 Fiscal Year Annual Research Report
臓器特異的シンタキシン3欠損マウスを用いたサイトカイン分泌機構の解析とその応用
Project/Area Number |
20791063
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
入内島 伸尚 Gunma University, 医学部, 助教 (10431719)
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Keywords | シンタキシン3 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
Syntaxin3 floxedマウスとMxl Creマウスを交配さることによりコンディショナルノックアウトマウスを作成した。交配したマウスをPCRでgenotypingし(使用するプライマーはsyntaxin3についてはGACCCTGCTGCTTGTGCCTTCTTTATTC、TGGGCAGCCCTCCTGCAACCTTACACTG、Cre recombinaseについてはAGGTTCGTTCTCTCATGGAとTCGACCAGTTTAGTTACCCを使用)Mxl Cre syntaxin3 floxed/floxedマウスを得た。。Mxl CreマウスのCre recombinaseはpolyinosinic-polycytidylic acid(pI-pC)により誘導されるので生後3週のマウスの腹腔内にpI-pC 250μgを隔日3回腹腔内投与し完全なコンディショナルノックアウトマウスを作成した。マウスの腹腔内に2mlのthioglycolateを投与する。4日後に腹水を採取しPBSで洗浄後遠心分離しマクロファージを採取した。 これをRPMIと10%FCSと5%ペニシリンを含む培養液の中で初代培養をした。培養細胞からmRNAを取り出しRT-PCRをかけてcDNAの量を調べたところコンディショナルノックアウトのマクロファージのシンタキシン3の発現量は非常に低下していた。また、syntaxin3をノックアウトしたマクロファージではLPS投与後のTNF分泌量が減少している傾向にあった。
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