2008 Fiscal Year Annual Research Report
SND1の前立腺癌における生物学的意義の解明と治療への応用
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20791124
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
木村 高弘 Jikei University School of Medicine, 医学部, 助教 (00307430)
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Keywords | 癌 / 泌尿器科 / 前立腺癌 / バイオマーカー |
Research Abstract |
本研究は新規前立腺癌マーカ-SND1の機能を解析することで前立腺癌の発癌メカニズムを解明し, 治療への応用を検討することを目的とする。平成20年度は研究実施計画に沿って以下の研究を行った。 1)プルダウンアッセイによるSND1相互作用蛋白の解析 FLAGタグ付きSND1発現プラスミドを作成した。プラスミドを293細胞に遺伝子導入し, SND1およびFLAGタグの発現をウエスタンブロット法で確認した。導入細胞より抽出した蛋白を肌AG抗体を用いた免疫共沈降法により回収した。回収した蛋白複合体を二次元電気泳動および質量分析解析により現在解析中である。 2) 前立腺特異的SND1発現トランスジェニックマウスの作成 前立腺特異的に遺伝子を発現させるARR2PBプロモーター下流にSND1を挿入し, 前立腺特異的SND1発現プラスミドベクターを作成し, それにより前立腺特異的SND1発現トランスジェニックマウスを作成した。トランスジェニックマウスは計3系統作製され, 慈恵医大動物実験施設内で継代されている。それぞれの系統で前立腺におけるSND1の発現を免疫染色およびreal-time PCR法で確認した。これらのマウスは現時点で生後6ケ月経過しており, 現在も観察中である。雄, 雌マウス共に正常の妊妖性を有している。今後は前立腺組織を採取し, 前立腺癌の発生を解析するとともにSND1発現による発現蛋白質の変化を今後解析していく予定である。
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