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2008 Fiscal Year Annual Research Report

光障害による眼疾患の分子生物学的メカニズム

Research Project

Project/Area Number 20791245
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

秋山 英雄  Gunma University, 医学部, 講師 (60359586)

Keywords光刺激 / VEGF / ビタミンA
Research Abstract

光刺激がレチノイン酸の量や活性を上げて、その結果マウス網膜においてVEGFが誘導されるかどうかを検討した。具体的な方法として、まず飼料を調整してビタミンA欠乏マウスを作り出した。そのマウスに3日間の持続的光刺激を行い、網膜においてVEGF遺伝子誘導がおこるかどうか検討した。(培養細胞での結果が生体でも当てはまるとすればこのモデルに関してはVEGF遺伝子誘導がおこらない。)同時に光刺激きれたビタミンA欠乏マウスから眼球摘出する直前に採血を行い、血中ビタミンA濃度を測定した。ビタミンA欠乏マウスの血中ビタミンA濃度はコントロールのそれと比較して30%に減少していた。またフラッシュ網膜電図にてa波の約30%の減弱を確認し、ビタミンA欠乏を生理的にも証明することができた。ビタミンA欠乏マウスのモデル確立した後、その網膜において持続的光刺激がVEGF選伝子誘導を起こすのかどうか検討したところコントロールマウスのそれと比較してほとんど誘導が起こらないことがわかった。これは網膜芽細胞腫の培養細胞での光刺激に対するVEGF遺伝子誘導がレチノイン酸を介して行われていることを生体で証明したことになる。さらにVEGFのアイソフォームはいくつかあるが、その中でも眼科新生血管に特に関与していると言われているVEGF121とVEGF165が光刺激によって誘導されていることがわかった。これは光刺激が加齢黄斑変性発症に何らかの形で関与していることを示唆していると考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2008

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] ビタミンAは脈絡膜新生血管を促進する2008

    • Author(s)
      秋山英雄
    • Organizer
      第62回日本臨床眼科学会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      2008-10-26

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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