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2009 Fiscal Year Annual Research Report

光障害による眼疾患の分子生物学的メカニズム

Research Project

Project/Area Number 20791245
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

秋山 英雄  Gunma University, 医学部, 講師 (60359586)

Keywords光障害 / 酸化ストレス / 網膜
Research Abstract

Heat Shock Protein(HSP)は熱、紫外線、低酸素状態、ウイルスなどの感染などの刺激に対して細胞内に誘導されるストレス蛋白質の総称で細胞を保護する機能を有する。光刺激による網膜芽細胞腫Y79細胞、あるいはマウス(C57BL6)に同様に光刺激を行ってその網膜における各種HSPの遺伝子発現を検討した。インキュベーター内のY79細胞に3日間持続的光刺激(700lux)を行った後、RNAを抽出した。またマウスに同様の光刺激を3日間行った後、眼球を摘出して網膜からRNAを抽出した。それぞれのRNAを使ってRT-PCRを行ってHSP90, HSP70とHSP27の遺伝子発現を検討した。Y79細胞とマウス網膜において、HSP70とHSP27の経時的な遺伝子発現の誘導があり、3日の光刺激で3倍以上の誘導が転写レベルで確認できた。またHSP90については発現の変化はなかった。このHSP70とHSP27の有意な変化はin vivoとin vitroで同様な動きを示した。さらに蛋白レベルでも同様な増減があった。各種HSPが誘導されているこれらの結果は、光受容体である網膜にとって弱い光刺激であってもストレスとなりうることを示唆していると考えられる。さらに網膜の遺伝子の動きを検討するにあたり、網膜芽細胞腫Y79細胞は重要なツールとなりうる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 持続光刺激による網膜での Heat Shock Protein(HSP)遺伝子発現の検討2009

    • Author(s)
      秋山英雄
    • Organizer
      網膜硝子体学会
    • Place of Presentation
      名古屋国際会議場
    • Year and Date
      2009-12-04

URL: 

Published: 2011-06-16   Modified: 2016-04-21  

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