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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ベッドサイドで簡単に行える創傷チェッカーの開発

Research Project

Project/Area Number 20791307
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

榊原 俊介  Kobe University, 医学部・附属病院, 医員 (50444592)

Keywords皮膚潰瘍 / 慢性創傷 / プロテオミクス / 滲出液
Research Abstract

現在のところ、急性創傷と慢性創傷の概念は抽象的で明確な定義がない。近年、これら創傷の滲出液に注目した生化学的解析が行われ始めている。創傷での滲出液中にはアルブミンやIgGを始めとし、Matrixmetalloproteinases(MMPs)など様々なタンパク質が含まれる。急性創傷と慢性創傷とではこれらタンパク質の量・組成が異なっているとされており、そのバランスが創の状態を左右する。近年、創傷治癒過程における細胞外マトリクスの形成と破壊とのバランスが創傷管理に重要なことが明らかとされ、更にはこの過程にMMPなどが大きく関与することが示唆され始めた。したがって、慢性創傷の治療に際し、滲出液コントロールとはタンパク質コントロールと相同とも考えられる。
われわれは滲出液中の二次元電気泳動により滲出液中のタンパク質を展開し、解析を行い、急性創傷と慢性創傷、また慢性創傷の中でも褥瘡・虚血性潰瘍・静脈うっ帯性潰瘍などでのタンパク質プロファイリングを作成し、定量的マーカーを見出すことを目的とし研究を行っている。
平成20年度は新しい滲出液コントロール法の開発と滲出液の評価のためのサンプル採取に関して神戸大学医学倫理委員会の承諾を得た。その後、患者より得られた滲出液サンプルを二次元電気泳動により展開を行い、プロファイリングの作成を試みている。現在、一次元目には等電点のレンジがpH3-10のストリップを用いて網羅的展開を行っている。今後、レンジを狭くし、MMP-2,9、TIMP-1などに関してウェスタンブロッティングを行う予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2009

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Wound moisture balance controlの工夫--経鼻カニューラを用いて--2009

    • Author(s)
      榊原俊介
    • Organizer
      第1回創傷外科学会総会・学術集会
    • Place of Presentation
      東京
    • Year and Date
      20090116-17

URL: 

Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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