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2008 Fiscal Year Annual Research Report

ラット根管内における細菌バイオフィルムの作製、分析

Research Project

Project/Area Number 20791403
Research InstitutionAichi Gakuin University

Principal Investigator

樋口 直也  Aichi Gakuin University, 歯学部, 講師 (10329609)

Keywords細菌バイオフィルム / ラット / 根管 / 生体内
Research Abstract

現在、根尖性歯周炎において、根尖部で細菌がバイオフィルムを形成しており、難治化、慢性化していることが示唆されている。これまで、単一細菌におけるバイオフィルムの形成能に関する基礎的研究は多く行われてきた。しかし、感染根管内は複数の細菌種が混在しており、複数の細菌種のバイオフィルムに関する研究は比較的少ない。また、感染根管という特殊な環境下でのin vivoの研究はまだ少ない。そこで、本研究は、複数の種類の細菌を動物(ラット)の根管内に混合感染させることによって、より臨床に近い状態で細菌バイオフィルムを形成させ、その構造を分析することを目的としている。
本年度は、in vitroにおいて、細菌バイオフィルムが作製できることを確認するために、細菌の選択、最適培養条件の選定、バイオフィルムの作製および観察を行った。実施計画では、コラーゲンでコーティングされたプラスティックプレートを使用する予定であったが、より正確に観察するために、象牙質片を作製し、本研究に用いた。象牙質片は高圧蒸気滅菌された後、フィルター滅菌されたヒト唾液に37℃、24時間浸漬され、準備された。細菌株としては、う蝕細菌であるStreptcocccus mutansと歯周病関連細菌であるDorphyromonas gingivalisを用いた。Streptcocccus mutansは、嫌気状態下、37℃、5日間、Porphuromonas gingivalisは、嫌気状態下、37℃、7日間、また、それぞれの細菌を混合し嫌気条件下で37℃、7日間、象牙質片を浸漬し、培養した。培地は、定期的に交換した。象牙質片を取り出し、上昇エタノール系列で脱水後、凍結乾燥を行った。走査型電子顕微鏡で、細菌バイオフィルムの観察を行った。

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Published: 2010-06-11   Modified: 2016-04-21  

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